いろいろ研究室

いろいろな題材を個人的に研究したり、自己訓練をする研究室です。

【バイク】エンスト故障の原因がわかりました!(故障探求の進め方解説)

VFR800がエンストする…

という記事を書きましたが、

 

ここまでばらして


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故障探求をしました!

 

ついでなので、

自動車・バイクの故障探求の進め方について記事にまとめます。

(電気系統のですよ?)

 

専門的な内容なのでつまらないかもしれないです。

整備士3年目ぐらいの人にはためになるかも知れないけど…

 

多分つまらないでしょう……

 

ごめんね。

 

つまらなかったら読み飛ばしてください。

結果は最後にあります。

 

系統図はこれね


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故障探求の進め方です。

①準備

まずは整備要領書で、必要なデータを用意します。

 

今回の場合は

配線図、ECUやセンサーの機能など

 

そして、点検には何が必要か、

必要なものを揃えます。


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場合によっては、こういうものが必要な場合もあります

 

サンコスモ 小型デジタルテスター/マルチメーター DT-830B

サンコスモ 小型デジタルテスター/マルチメーター DT-830B

 

 

ちなみに、私が使っているテスターはこれの1個前のモデルです。

SANWA(三和電気計器) デジタルテスター CD732

SANWA(三和電気計器) デジタルテスター CD732

 


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一定年式以上のヤマハさんとかは

純正の診断器

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が必要だったりします。

(今回は使ってませんよ?)

 

 

②現象を確認します。

何が不具合で何が正常なのか

分解せず確認します。

ここでどれだけ情報を取って、絞り込むかで、後の楽さが決まります。

 

今回の主な現象は、エンジンはかかるが、エンストする。

エンストしたときにどの部品に何が起きているのかを確認します。

・ヘッドライトがエンストと同時に消える

・フューエルポンプ駆動が止まる

・ウィンカー、テールランプ、ブレーキランプは正常

 

 

・バッテリー、発電機は弱ってはいるが、セルが回るので正常とみなす。(今回の現象には関係のない不具合)

 

ヘッドライト系統と燃料ポンプ系統の共通する部分が怪しいです。

 

 

ここまででは、◯◯系統と△△系統が怪しい

もしかしたら□□系統かも

という大雑把なくくりで、今後どこをどの順番で見て、それには何が必要なのか、計画を立て、次にいきます。

 

③点検します。

 

点検に必要な場所を分解して、各部の動きを確認するとともに、

回路図をもとにテスターを当てて点検して行きます。

 

バイクの場合、カウルがあるので、結構ばらします。

 

・フューエルカットリレー、キルリレーは動作しているが、エンスト時は動作しない。

 

まぁそうでしょうね。

 

ECU

フェイルセーフに落ちていないか確認します。

診断モードにいれると、

VFR800 診断モード 異常なし - YouTube

 

MILが点滅して、コードを出します。

異常はありませんでした。

センサー系統の断線・短絡によって、コンピューターがエンジンを止めているわけでは無さそうです。

 

ECUの動作状況

コンピューターがきちんと動いているのかを確認します。

フューエルカットリレーの動作はコンピューターがリレーの端子をアースに落とすことで動きます。

コンピューターがきちんと動いていなければ、コンピューターの端子に12Vが来るはずです。

点検の結果0Vだったので、ECUは正常です。

 

・フューエルカットリレー

エンスト時各端子電圧ともに0V

 

おっ フューエルカットリレーに電気来てないんじゃん

 

・キルセンサー(バンクアングルセンサー)の動作は正常でした。

外して傾けて、キルリレーがON/OFFするか確認します。

 

・ヘッドライトバルブ

各端子電圧0V

ヘッドライトにも電気が来てない。

 

電源供給系統が濃厚になってきました。

 

・キルリレー

エンスト時は各端子とも0V

この時点で、電源供給系統であることが確定される。

 

そこから

・20Aのサブヒューズ

正常時両端子12V

エンスト時は両端子ともに0V

 

ちがうここじゃない。

 

 

もっと上流か?

 

・30AメインヒューズB

負荷側0V

電源側12V

 

こいつだ!w

 


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原因がわかりました!

 

はずしてみると切れてない。

 

いや、

 

一見切れていないように見えます?

 

製造から20年

振動や温度変化、電流にさらされ、頑張ってきたのでしょう…

 

抵抗を測ったら2kΩ程ありました

 

抵抗が大きくなってしまっていて、

流せる電流が小さくなってましたのでしょう。

 

だから、必要電流の大きい

ヘッドライトや

フューエルポンプは駆動できなかったのでしょうね。

 

という訳で

不具合の原因はヒューズでした。

 

皆さんのバイクや車は大丈夫ですか?

こんなこともありますよ

 

こんなので備えておくとよいです。

私も買いましたw

 

念のため、ヒューズは全数交換することにしました。

 


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全数変えても1000円しませんよ。

 

VFR君も車検なので

発電機とバッテリーは直してあげないと行けませんね。

 

あっ

ちなみに

なんでヒューズからみないのか…

と聞かれるんだけども。

確認しやすいアクチュエータから見るのが普通。

 

アクチュエータの電源に電圧が来てればそこまでは確認しなくても正常だから

 

 

例は少し違うんだけど、

バイクのブレーキランプがつかない

という現象の場合

基本の回路構成は懐中電灯と同じだから、

 

壊れる要素としては

・バルブ

・スイッチ

・ヒューズ

ぐらいじゃん?

 

バルブを見て、正常であれば

次に怪しいのはスイッチ

スイッチを外して配線を短絡させれ見て、つけば、スイッチ

(ついたって言うことは、そこまでの配線とそれ以降の配線が正常だって言うことだよ)

 

バルブよりは、スイッチの方が見やすいところについている場合は先に見ることもあるけどさ…

 

今回のように

下流のアクチュエータから見て

徐々に上がっていく。

一番上まで上がることも珍しいんだけども…

 

今回はつまんない記事でごめんね。

 

という訳で以上です!

 

ではでは~♪